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発光体から発せられたのは蒸し返すような東京の空気

おひるごはんを食べながらドイツのニュースをふつうに見てたら
「警視庁」の文字の入った背中が大映しになって
ヤーパン(=Japan)、という単語がききとれた
アキハバラでの無差別殺人のニュースはドイツでもふつか連続で大きなニュースになってる
街頭インタビューのひとたちの日本語が翻訳なしでふつうにききとれることの不思議

画面にうつる狭い道路やごみごみしたビル群を見て
トウキョウの、湿度の高い密度の濃いあの空気感を思い出した
わたしがくらしていたのはここで
きっとくらしていくのもここ
いまはちょっと距離をおいて逃避しているだけだから、その風景は客観的に目に映る

映画みたいな酷い光景
どうして救いがなかったの
どうしてそんな行動にはしらなくちゃいけなかったの
殺す勇気や死ぬ勇気があるならなんだってできるはずなのに
救いようの無い閉塞感は、きっと、ドイツのひとにはあまり理解できない

ちょっとまえの川田亜子さんの自殺のニュースも、こっちの日本人の間では
けっこう衝撃的で
わたしもGoro's Barとかときどき見てたから(吾郎さんファンとしてはね)
すごくびっくりしていたのだけど
亜子ちゃん、ベルリンにきちゃえばよかったのにね、とか言っていて
おひさまと緑のなかでぼーっとしながらアイスとか食べてたら
死んじゃう以外の選択肢だってきっと見つかったはずなのにね、って

30歳前後、アラサー女が“軒並み”病んでいる
っていう記事ををよんで、もう、みんなまとめて休みとってベルリンきちゃいなYO!
て思ってしまった
アラサーなんて括りたがるのは代理店っぽくていやだけどさ、女子に限らず
ベルリンじゃなかったとしても、息抜きが必要なときに、息抜きができる環境 って、だいじだよね。
息詰まっちゃうから、逃げ場がなくなって、
殺したり死んだりって究極をえらばなくちゃいけなくなっちゃうの?
そんなの勿体ないよ

ドイツでは週末は夜中から朝までずっと電車が走っている
みんなそれにのって自由にあそびにいく
もしも東京でそれをやっちゃったら、残業がますます増えるだけなんだろうね
なんていって笑った
ドイツのひとたちは、終業時間にはきっちりと仕事を終えて帰る
だけど仕事をしていないわけじゃなくて、効率的には日本と同じくらいの仕事をちゃんとこなせている
(ドイツの会社で働いている日本人のひとからしたら、日本人との仕事を普通だと思っていたら、ドイツ人との仕事は「気を利かす」とかの概念がないし、予定がころころかわるのは茶飯事からやりにくい!て言ってたけど)

みんなUrlaub(休暇)のために一生懸命はたらいて、Urlaubは真剣に目一杯満喫する
きょねん無理矢理1週間休みをとってベルリンにきたときも、
「どうしてUrlaubが1週間だけしかないの?これだから日本人は…(苦笑)」
ってよく言われたよなあ
日本はきっと、無駄が多すぎるんだ
上下関係とか、打ち合わせとか、建前とか、つきあいとか、残業してるほうが偉いとか
合理的に暮らすことができればこころはなんて健康でいられるんだろう
社会人1年目のときに叩き込まれた「ISO14001」の考え方と同じ
仕事の効率をあげて無駄を減らすことが、無駄なエネルギーを使わないからすなわち環境にもやさしい仕事といえるし、それに、早く家に帰って家族とすごしたり趣味の時間にしたりすることは、心の健康にもとてもよいんだって
ヨーロッパでうまれた規格らしい考え方
そんなふうな会社にしたいと思ってがんばりたかったけど、日本の会社はやっぱり建前とかしがらみが多すぎるみたいだ
背景も歴史も環境もちがうからドイツがすばらしいなんて一概に言えないけれど
それがすべてじゃないんだよって、
そういうふうなくらしがあるんだってことを伝えて行くことはできるし、
すこしづつでも変えて行くことはできると思う
できればそういう仕事をしたいと思う

わたしは会社、やめてきちゃったけど、
貯金だってあるわけじゃなかったけど、
飛んできてみちゃえばなんとかなることばかりだし
それに、「あのとき飛べばよかった」という後悔を抱えて生きるのはいやだった
仕事を辞めたり、いろいろなことを切ったり置いて来たりしてしまう後悔よりも
そして、漠然と、飛んでみたいと思ったタイミングで逃げずにちゃんと飛んだことが
いま自分を正しく保てているんだと思う
「ジブンサガシ」だなんて安い言葉使わないで
いまのわたしのまいにちは息抜きのためのちょっとゼイタクなnur Urlaub
じぶんだけのために時間をつかえるなんて、きっとこの先もうないかもしれない
とも思うから

だけど昨日、道ばたで鳩の死骸を見てしまったから
たとえばわたしがこの部屋で血液や呼吸の活動をすべて終えてただの肉になったら
いっかげつくらいは誰にも気づかれないままだろうなあ
とかふと思ってしまったり
重要なことなんてなにもないけど
わたしの思考や魂がきえたらなにがのこっていくんだろう
なにかをのこしたいの?むしろなにものこしたくないのかもしれない
ひとりでいることに慣れてしまったの
あいされたかっただけなのに?
皮肉のように、ここまできても結局はどこかに属することを求めてしまっているの
居場所がないとたまに広大な不安に呑まれてしまう
それならとりあえず電話の1本でもかけてみればいいのに
だけどまだ、弱気な自分にちゃんと気づけてるあいだはだいじょうぶ

自分に課したタスクは、ちゃんとこなそうね
結果を残そうなんて思ってないし、ドイツゴを極めようなんて思ってないし、
この日々はただの休暇にすぎないけれど、
そうだ、これをやったんだもんね、と自分でちゃんと納得できるように。

疲れている夜はミルクをたっぷりいれたコーヒーを入れて
日本からもってきた小説をよんだりしながら
キリンジを聴いている
(コーヒーメーカーを買ってよかった!)

重要なことなんてなにひとつないよ
おひさまと緑を浴びに外へ出かけなくちゃ
きょうは18時からEMのグループCを見なくちゃいけないから
そろそろおかいものに出かけよう
晩ご飯、なににしようかな


(追記)
拍手にコメント、ありがとうございました
とてもうれしかった
不安なのはわたしだけじゃないってわかってるつもりでも、
文章に吐き出すとひとりよがりになりがちね
何かを見付けるのは今じゃないのかも
というふうに思えるきもち、とても大切かも
いまはめいっぱいこの街で生きるふつうの毎日を楽しむことからはじめたいわ
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